2016/08/31
こんばんわ
今日は患者さんに
「家や職場で結構長時間チョコチョコ歩き回ってるんですが、
そんな感じで歩くのと、ウォーキングなどで歩くのではどちらがいいんですか?」
と質問がありました。
この質問はよくあります。
家や職場では座ってる事が多いのとあまり動かないので、筋肉が固まってる事が多いんです。
あと歩く距離が短いのと、腕も振れないから小股歩きになってしまって筋肉の動きも少ないので、
残念ながら、あんまり運動にはならないです。
ウォーキングなど最低20分以上歩く事で、脂肪燃焼であったり、有酸素運動で深く息も吸えて酸素の供給量も増えるし、
筋肉が躍動してきて、血行も良くなるし、何より筋持久力や体力がつくんです。
筋持久力や体力がつけば、ちょっとやそっとじゃ疲れなくなるし、
日頃から動いておけば、少し動けば筋肉の目覚める速度も変わってきます。
ドンドン使いやすくなってきます。
さらに朝陽を浴びながら歩けば、ビタミンDも摂取できてカルシウムの吸収も良くなるし、
骨にある程度の負担をかければ、骨も強くなってきます。
散歩やウォーキングを外で行えば気分転換になるし良い事ばかりです!
ここからは補足で、もっと言えば、
2足歩行、歩く事は地球上で人間だけが行える素晴らしい事です。
動物やサル、ゴリラなども立つ事は出来ますが、基本4足歩行で2足歩行は出来ません。
ゴリラは力が強く、たくましく立派な太ももをしていますが歩けないのです。
歩くのに必要な筋肉はお尻の筋肉です。
片足で立ったりする時に働きます。
特に大股で歩けば歩くほどお尻の筋には動きます。
さらに大股で歩けば股関節が伸びます。
家や仕事でのチョコチョコ歩きは股関節が伸びません。
まして、デスクワークなどで股関節が曲がったまま固まってしまいます。
その時に太ももの筋肉や最近みなさんも良く聞く腸腰筋などが固まって
もっと股関節が固まってしまいます。
そうなると、立った時にも股関節が伸びなくなってしまって腰の負担が増えてしまいます。
デスクワークで腰痛の方はこうなっている場合が多いですね。
そしてなにより、歩くのもただ歩くだけでは効果が薄れてしまう事があるし、無理すれば痛めてしまう事もあります。
身体が歪んだまま歩いたり、傾いたりして歩くと、使う筋肉が偏ってさらに悪くなる可能性があります。
膝に痛みや違和感があった場合、荷重足(体重が乗っている方)になってる場合が多いですが、
いよいよ痛くなり過ぎて足着くのも嫌ってなってくると、逆の足でかばって歩きます。
イタチゴッコになってしまって改善の余地がありません。
痛みや違和感を根本的に治すには歪みの改善しかありません!
筋肉をつけても、ストレッチしても歪んでいては治りません!
病院などで何万円もするインソールを処方してもらってる方をたまにお見かけしますが、
一向に良くならず、終いめにはほったらかしになります。
僕もインソールをオーダーで作ってはいますが、歪みを取ってからの検査や計測。
骨の変形が酷い人や、スポーツをする人に限っています。
よっぽどでない限り作らない様にしています。
靴の履き方でもだいぶん変わりますよ!
歩き方などで悩んでる方は、当院におまかせ下さい!