2016/02/15
こんばんは
今日は、小学五年生の女の子の患者さんを紹介したいと思います。
将来のなでしこですね。
この女の子はアキレス腱の付着部(かかとの骨の部分)の痛み、膝の違和感で来院されました。
女性はもともと、男性よりも関節窩(骨がはまるところ)が浅く、筋肉の負担が大きいのと、成長期で骨は伸びるが、筋肉はサッカーで
収縮を繰り返し、長軸方向での相反作用が起きやすくなる為に筋肉の付着部や関節に負担がかかって痛みが出やすいです。
しかもサッカーなど軸足があったり、重心が片方に乗る癖があると、それを助長します。
子供に強刺激はご法度なので、マッサージなどはせず、皮膚のメルケル触盤などにアプローチして、関節を正しい位置に
戻したり、拮抗筋を利用したようなストレッチ、後は脳反射や運動反射を利用した筋肉と関節へのアプローチ、頭蓋骨と内臓も
歪むのでそこを治したりと、攻め方は様々ですが、関節を動かせば筋肉は緩むのと、関節を正しい位置に誘導してあげれば
脳からの入力が正常に戻るので細胞分裂や新陳代謝(循環)がよくなります。
病態把握をして刺激は少なく、手数も少ない方がベストです。
身体の負担が軽く済みます。
なにをするか？ではなく、どこをするかが重要です。
今では痛みも取れて走り回っています！
後は、扁平足と反張膝が今後どう作用してくるのかが心配ですが、足の指を使えるようにする事と、膝のお皿の調節は必須です。
膝はお皿の動きは重要で、側方動揺とスラスト(横ブレ)を防いでいかないと、体力的にも消耗しやすくスタミナが無くなりやすくなります。
省エネで疲れ知らずな体作りを今はトレーニング中！
食事の相談も受けながらやってます。
将来が楽しみです！！
スポーツは上手い下手関係なく、一生懸命取り組んで頑張る事が大切です。
そこは見習わせてもらいます。
10番の子です。キャプテン的存在で頑張ってました！！
