2016/02/16
こんばんは
今日は患者さんとの話で、プールに行ってるとか、自転車によく乗っているから、運動不足ではないと思っている人が多いように思いました。
たしかに、プールは浮力があり、歩くには膝の負担が減ってリハビリになりますし、泳げば水の抵抗が程よくインナーマッスル
を刺激して、しなやかな身体の動きが身に付きやすいです。
でも、ここで落とし穴があります。
それだけでは自重と重力は支えきれない事があります。
馬も骨折をしたらプールでリハビリします。泳いだり、歩いたり。
これは、浮力で骨折部分の負担を減らして、インナーマッスルを促したり、動きを身体に思い出させる最適なリハビリです。
その後は陸上にて負荷をかけてリハビリします。
重力に負けないように、自重を支えるために、また走れるように、さらに強い負荷をかけて筋力をつけます。
その時にプールで負荷を減らして、良い動きを身体に覚えさせた事が活きてきて、インナーマッスルを動かした
しなやかさをここでも活かします。
プールはとても効率の良い全身運動ですが、それをさらに効率よく使うのは陸上での運動です。
自転車の話をしますと、これも重力と自重を抜いた運動である為にあまり自転車ばかりでは、
歩く筋肉が衰えて歩きにくくなります。
競輪選手はすごい太ももをしていて、自転車をこぐのは早いですが、走るのはあまり早くないそうです。
立つのに必要な筋肉はお尻の筋肉です。歩く、走るもお尻の筋肉が重要になります。
唯一地球上で二足歩行できるのは人間だけです。
ゴリラは立つことはできます。
太ももがすごく太く発達していますが、お尻の筋肉は小さい為に歩いたり、走ったりは四足歩行です。
とにかく、地球上で生きている以上は重力と自重を支えるのは必要不可欠で、
地に足つけて運動した方が効率がいいのです。
プールや自転車で良い動きや、インナーマッスルを使って、それをさらに効率よく歩いたり、
走ったりする事が、また運動効率を上げます!
日本で一番理にかなった体操はラジオ体操だそうです。
一生懸命やると、結構な運動量です!
運動不足と思っている方は、ここから始めてみませんか?
脱!!!運動不足!!!!!