2016/12/30
こんばんわ
今年から独立させて頂いて、多くの方々に来院して頂いて、治療をさせて頂いて、
本当に充実した一年になりました!
ありがとうございます!!
来年はまた新たな試みやチャレンジの年にしたいと思っているので、
どうぞよろしくお願い致します!
さて今日は中学1年生の剣道少女が右足の踵(かかと)と足先が痛いと来院されました。
剣道は踏込で床をダン!!ダン!!!!と強く踏み込むために、
足先で言えば、踏み込んだ瞬間に開帳して足の人差し指、中指、薬指の本来当たるはずがない所を強く打ちつける為、
骨、もしくは軟部組織を痛めてしまいます。
踵(かかと)も同様に、強く打ちつけると骨や軟部組織を痛める事があります。
だいたいはどちらかが多いですが、この子の場合はどちらも痛いとの事です。
骨や組織を回復させる為には、血行よくして呼吸も深く酸素をいっぱい取り込んで、
安静が1番早く回復しますが、
この女の子は試合も間近なので、やりながら治したいと言う要望でした。
テープでアーチを作って、踵(かかと)には周りの脂肪や組織を集めてクッション性を高める蜷局(とぐろ)テープで処置しました。
痛みは0にはなりませんでしたが、本人のこれで試合に出れる!
と、喜んでいました!!!!!
試合後は安静に治療をすすめて行きましょうね!
あとは吹奏楽部の女の子がきて、サックスフォンのやり過ぎで手がしびれたり、手の甲に痛みが出たりしていました!
その子はストレッチなどして身体のケアはしてるものの
どうしても痛みが取れないとの事でした。
手のしびれの原因はいくつかあります。
頸椎(首)からくるもの。
胸郭出口症候群、肩が下がったり、一般には斜角筋が固まって腕神経叢がとか言いますが、これもごく一部です。
巻肩で筋肉が硬くなり過ぎて、神経血管経路が遮断されてしびれが出たり、
三頭筋が固まったり、ギオン管症候群や、肘部管症候群、前腕屈筋群が硬くなってしびれが出たりもします!
小難しい単語が並んでしまいましたが、要するに神経、血管経路が遮断されたり、圧迫されてるぜ!!!って事です!
この子の場合は骨にありました。
赤い矢印は本来靭帯でしっかりと動かなくなっていますが、
図のように離れて行ってしまって手首が不安定状態になってしまって、
手首が緩い分、手首が広がるので、神経血管経路が圧迫されていたのと、
指の負担が増えてさらに緊張が増したので、しびれに繋がった感じです。
検査としましては、「ピアノキーサイン」と言う物がありまして、
ピアノの鍵盤の様に動く事からそのように名づけられました!
この検査は色んな所で使いますが、肩鎖関節(肩と鎖骨らへん)などの場合は
靭帯が切れていたらポヨンポヨンと動きます。
手首の場合は沈んだら戻って来ません。
と言うよりかは、初めから沈んで横に広がっています。
逆ピアノって感じですね!!!
なので、治療は骨盤、背骨、肩甲骨の環境整備から始まり、背中の筋肉の援護が必要になってきます。
そして橈尺関節(赤い矢印)のしばしの固定が必要です。
まだ中学生なので、しっかり戻ってくれると思います!
無理して指を酷使して腱鞘炎も出てましたが、手首の安定性が戻って背中の援護を受けれればすぐに良くなりますよ!
年明けに、東京で選ばれし学校のみが参加できる発表会があるらしく、張り切ってましたね!
ファイトです!!!!!
と、ご紹介したい症状の方はたくさんいらっしゃいますが、今年はこの辺で。
少しでも同じ悩みなどをお持ちの方がいて希望が持てればと症状の紹介をさせてもらっています。
少しでも気になれば相談してくださいね!!!!
それではみなさん、良いお年を!!!!!!!